NHKアーカイブスに、田中真弓さんの忍たま乱太郎についてのインタビューが掲載されました。
| 1955年生まれ、東京都出身。声優としての代表作に、映画『天空の城ラピュタ』（パズー役）、アニメ『ドラゴンボール』（クリリン役）、『ONE PIECE』（ルフィ役）など。NHKでは、声優として『おーい!はに丸』のはに丸、アニメ『忍たま乱太郎』のきり丸を演じたほか、俳優として連続テレビ小説『なつぞら』に出演。連続テレビ小説『虎に翼』では、寅子の親友・花江の実家の女中で、のちに寅子の家のお手伝いさんとなる稲を演じる。 田中真弓｜人物｜NHKアーカイブス - 田中真弓｜人物｜NHKアーカイブス |
アニメ 忍たま乱太郎（1993）
きり丸役1993 年から今も放送している長寿アニメです。アニメって、長く放送しているうちに主題歌が変わりがちですよね。でも『忍たま乱太郎』はずっと「勇気 100％」。親子3 代、みんな同じ主題歌を聴きながら育つって、とてもいいなと思います。
実は私、オーディションのときはしんべヱ役で呼ばれていたんですよ。でも当日、しんべヱ用に準備されたコメントを読んでみて、向いてないと感じました。これはダメだと思い、録音テープが止められないうちに「田中真弓です。乱太郎やります」と言って、勝手に乱太郎のコメントを言ったんです。さらにその後、きり丸も演じてみて、そこで引っかかったんですよ。「アルバイト大好き」っていうセリフでしたね。頭が良くて大人っぽい少年の声が得意な私は、その場で「いける!」と手応えを感じました。
きり丸は戦で家と家族を失って天涯孤独になったという設定です。「摂津の」と名前の前にあるのは名字ではなく、摂津から来たという意味。「きり丸」は戦地で泣いていた彼を拾った人がつけてくれた名前で、忍術学園に入るお金も、自分のアルバイト代で貯めたんです。苦労して生きている子なんですよ。初期は「親がいるお前たちには俺の気持ちなんかわかんないよ」というようなセリフが、ときたまありましたね。
こんなに長く続く番組に出演できることはとてもありがたいです。今改めて第１話を見てみると、みんな役作りが手探りなのでおもしろいですよ。私なんかすごい二枚目風で、声出してないの。「俺、きり丸」って息でしゃべってて、「声ちっちゃ！」とツッコみたくなります（笑）。
1955年生まれ、東京都出身。声優としての代表作に、映画『天空の城ラピュタ』（パズー役）、アニメ『ドラゴンボール』（クリリン役）、『ONE PIECE』（ルフィ役）など。NHKでは、声優として『おーい!はに丸』のはに丸、アニメ『忍たま乱太郎』のきり丸を演じたほか、俳優として連続テレビ小説『なつぞら』に出演。連続テレビ小説『虎に翼』では、寅子の親友・花江の実家の女中で、のちに寅子の家のお手伝いさんとなる稲を演じる。
※管理人注
『「きり丸」は戦地で泣いていた彼を拾った人がつけてくれた名前』という話は、過去の本編ならびに資料には一切出てきていない設定です。こちらは田中真弓さんのインタビュー記事であり、正確な情報ではない可能性があります。